池田邦彦さん「国境のエミーリャ」〜ユニークな設定で惹き込まれる作品〜

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どうも。TrioFです。

日本の漫画のレベルの高さは世界的に類をみないと常日頃から感じていますが、また最近個人的に”これは”という作品を見つけました。

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ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが「国境のエミーリャ」です。 

物語の設定がとてもユニークで、日本が原爆投下後もポツダム宣言を受け入れず徹底抗戦して敗戦し、ソ連とアメリカに分断統治されるという”歴史IF”の設定です。

ちなみに作品上は上記のように分割され、上野駅が「十月革命駅」として設定されています。

主人公の「杉浦エミーリャ」は、この駅の「人民食堂」で表向きは給仕係として働いていますが、西側への亡命希望者を様々な方法で支援するプロの「脱出請負人」という裏の顔を持つ役柄です。

昔の東西ドイツの状況を模して、高い壁と厳重な警備で国境が区切られている中で、「杉浦エミーリャ」が様々な困難に立ち向かっていくという物語です。とても面白いですね。。。

個人的には、冒頭の数学者の亡命を手伝う第2話がまずお気に入りです。「素数」の話から、水門の開閉と電気柵の停電のタイミングを割り出すストーリーは、理系男子にはグッとくるところですね。

5巻の第23、24話の「霞ヶ浦の怪物」も読み応えあって面白いです。主人公がかなり危険に晒される展開でハラハラします。謎の巨大な飛空艇も出現して、個人的には印象に残るストーリーです。

主人公の「昼食(アビエト)は売り切れ!食べ物は全部売り切れよ!」は名台詞ですね。

未だ11巻まで読み切っていないので、今週末本屋に駆け込もうと思います。また感想を述べさせて頂ければと思います。

プロフィール

IT/電機系メーカーに勤めるサラリーマン。勤続約20年。遅まきながらSNSを始めたにわかブロガー。良い書籍、コミック、喫茶店、グルメ、旅行、ゲーム等々 役に立つ情報発信すべく日々活動中。

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