山崎豊子さん著「不毛地帯」現代に問い掛ける名著

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どうも。TrioFです。

今日は「白い巨塔」でも有名な山崎豊子さんの「不毛地帯」の紹介です。 

大本営の陸軍エリート中佐から、シベリア抑留を経て、総合商社で活躍するという、「激動の昭和史」を主人公の波乱万丈な人生を歩む壱岐正を通じて見事に描き切った名作であると個人的には思います。山崎豊子さんの膨大な取材/調査活動に裏付けられた執筆にはいつも頭が下がります。

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色んな名場面が複数あるのですが、やはり辛過ぎるシベリア抑留生活の場面は本当に胸が打たれますね。。。過去にこのような事実があったことは忘れてはならないと改めて感じさせられます。

個人的にもう一つ挙げたい場面が、石油採掘プロジェクトですね。ハラハラ・ドキドキの国際入札の駆け引きの場面は、自分の仕事での入札対応が思い出されて、思わずのめり込んでしまいます。

最後は意外にもハッピーエンドな、胸にグッとくる作品でもあるので、オススメです。

この作品を読んでいると、些細なことで凹んでしまう自分が恥ずかしくなってきます。今は本当に恵まれた環境で日々過ごさせてもらっています。そんな普通の毎日に感謝出来る機会を与えてくれる良書だと思います。

プロフィール

IT/電機系メーカーに勤めるサラリーマン。勤続約20年。遅まきながらSNSを始めたにわかブロガー。良い書籍、コミック、喫茶店、グルメ、旅行、ゲーム等々 役に立つ情報発信すべく日々活動中。

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