どうも。TrioFです。
最近自分の教養の無さに汗顔になることがあり、改めて勉強が必要だなと思っている今日この頃です。
特に理系出身ということもあり、経済面が弱いな、ということで、池上彰さんの「高校生からわかる「資本論」」を手にとってみました。
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マルクスの極めて難解な原著を、分かりやすく噛み砕いて頂き、我々が今どういった社会の仕組みにいるのか?ということを再認識できる良書でした。
- 世の中の「商品」というものは、人間の労働が「受肉」されて使用価値を持ったもの。
- 人間の労働があってこそ、世の中の全ての商品には価値がある。
- 商品=お金=商品といったように価値の交換が行なわれるが、その元の本質は「労働」である。
- お金/貨幣の本質の1つに価値の保存可能性があるということ。つまり、お金を貯める=価値を貯める ということ。
普段何となく感じていることを、↑のように改めて明文化してもらうと、何だか腑に落ちる部分もあり、ほんの少しだけですが、世の中の仕組みが見えてきたような気もします(ほんの少しだけです (笑))。「受肉」というのも面白い表現ですね。
この原著が、今から100年以上にも前に書かれたというのも驚きです。ここに書かれていることは、決して古びたものではなく、現代の状況を説明できているように感じました。
資本主義/社会主義といった思想的な観点でどうあるべきかといった議論は、一旦横に置いておくとして、今の日本の経済体制がどのようにして成り立っているのか?根本的な部分をどう理解していくべきか?について、役立つものであると思いました。
ちなみに、本の中で、1番ハッとした一文が↓です(汗)。
「働くということは、自分が持っている労働力を相手に売ること」
そうだよな、と心に染み入る文でした。。。
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