司馬遼太郎さん著「この国のかたち」〜この社会の現状を振り返る〜

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どうも。TrioFです。

最近、司馬遼太郎さんの「この国のかたち」にハマっています。色々と考えさせられる本です。

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一昔前の作品ではあるので、若干状況は変わりつつあるとは思うのですが、現代の状況を妙に言い当てた記述を見つけました。

「社会の特性を列挙すると以下の通り。」

  • 行政管理の精度は高いが平面的な統一性、また文化の統一性。
  • さらには人々が共有する価値意識の単純化。たとえば、国を挙げて受験に熱中するという単純化へのおろかしさ。

「価値の多様状況こそ独創性のある思考や社会の活性を生むと思われるのに、逆の均一性への方向にのみ走りつづけている」

最近ではネットの普及などによって、多様な価値観が広がりやすく、状況は変わりつつあるとは思いますが、やはり依然として↑のような「均一性」といった意識は根強いこともまた確かだな、と思います。

例えば所属している会社組織といった小さなカテゴリーに当てはめてみても、とくに旧態依然とした会社では如実に見られる現象だと思います。ある意味、無意識にそうなってしまっているような気さえします。

「一枚岩」で団結して活動していくことも確かに重要だったりはするのですが、これだけ不確定な現代の状況では、やはり「独創性のある思考」や「活性」といったものが不可欠だと思います。

このような社会の中で、どうやって活性を生んでいくのか?何か自分にも出来ることを考えていければな、とおこがましくも思ったりする今日この頃です。。。

プロフィール

IT/電機系メーカーに勤めるサラリーマン。勤続約20年。遅まきながらSNSを始めたにわかブロガー。良い書籍、コミック、喫茶店、グルメ、旅行、ゲーム等々 役に立つ情報発信すべく日々活動中。

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